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韓国WEMADE、Chainlinkと提携 ウォン建てステーブルコイン基盤整備

韓国WEMADE、Chainlinkと提携 ウォン建てステーブルコイン基盤整備

韓国のブロックチェーン開発大手WEMADEは27日、分散型オラクルネットワークを提供するChainlink Labsと提携したと発表した。同社が主導する韓国ウォン建てステーブルコインの推進連合「GAKS」にChainlinkを迎え入れ、データの透明性確保やインフラの標準化を強化する。

発表によると、Chainlinkはデータの整合性検証やトークン化資産(RWA)の活用事例において技術支援を提供する。外部データをブロックチェーンに正確に取り込む「オラクル」機能を活用し、金融機関が求める水準の信頼性を担保する狙いだ。WEMADEのキム・ソクファン副社長は「健全なエコシステムの構築を続ける」とコメントした。

GAKSは2025年11月に発足したコンソーシアムだ。これまでにブロックチェーン分析の米Chainalysis、セキュリティー監査の米CertiK、海外送金のSentBeが参画している。WEMADEは自らがコインの発行主体とはならず、技術パートナーとして専用メインネット「StableNet」の構築に徹する戦略をとっている。

背景には、韓国国内でのステーブルコイン規制を巡る不透明感がある。韓国銀行(中央銀行)の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は先ごろ、香港での講演で、ウォン建てコインが為替管理や資本移動規制を複雑にするリスクに懸念を表明した。国会では発行主体を銀行に限定するか、ノンバンクにも開放するかで議論が膠着しており、法整備の行方は見通せていない。

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WEMADEの動きは、こうした政策リスクを回避しつつ、将来的な市場開放を見据えてインフラを先行整備する「コンプライアンス第一」の姿勢を鮮明にしたものだ。発行主体の議論が決着するのを待たず、実務面での基盤固めを急ぐ狙いがあるとみられる。

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