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テザー、ビットコイン採掘用OSを一般公開 効率化支援

テザー、ビットコイン採掘用OSを一般公開 効率化支援

ステーブルコイン最大手の米テザー(Tether)は3日、ビットコインのマイニング(採掘)専用のオープンソース・オペレーティングシステム(OS)「マイニングOS(MOS)」を公開した。特定のベンダーが提供するクローズドなソフトウェアへの依存を減らし、採掘インフラの運用を簡素化するのが狙いだ。

MOSは、個人の小規模な設備から多拠点にまたがる産業規模の施設まで対応可能な、拡張性の高いモジュール式システムだ。従来の採掘環境では、ハードウェアや監視ツールが特定のプラットフォームに縛られる「ブラックボックス」化が課題となっていた。テザーはMOSを通じて透明性と開放性を高め、ベンダーロックイン(囲い込み)を排除するとしている。

技術面では、自己ホスト型のアーキテクチャを採用し、統合されたピア・ツー・ピア(P2P)ネットワークを通じてデバイス間通信を行う。中央集権的なサービスに頼らずに採掘活動を管理できるのが特徴だ。パオロ・アルドイノ最高経営責任者(CEO)は、MOSを「家庭用から工業用まで対応する完全な運用プラットフォーム」と評している。

テザーは昨年6月にオープンソースの採掘用OSの開発計画を公表していた。高価なサードパーティ製ツールに依存せず、新規参入者が競争できる環境を整えるべきだと主張してきた。同様の動きは、ジャック・ドーシー氏率いるブロック(Block)などの暗号資産関連企業でも進んでいる。

MOSは「Apache 2.0」ライセンスの下で公開され、P2Pプロトコルの「ホールパンチ(Holepunch)」を基盤に構築されている。外部依存を排除したインフラを提供することで、ビットコインのネットワーク維持に不可欠な採掘事業の自律性を高める構えだ。

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