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香港、3月に初のステーブルコイン発行ライセンス付与へ

香港、3月に初のステーブルコイン発行ライセンス付与へ

香港金融管理局(HKMA)のエディ・ユエ総裁は2日、ステーブルコインの発行ライセンスを3月にも初めて付与する方針を明らかにした。審査は最終段階にあり、第1弾として「極めて少数」の事業者を承認する見通しだ。

ユエ総裁が立法会(議会)の会合で述べた。ロイター通信などが報じた。審査では、具体的なユースケース(活用事例)やリスク管理体制、マネーロンダリング(資金洗浄)対策、裏付け資産の質などを重点的に評価している。ライセンス取得企業には、香港の越境活動に関する規則の遵守も求められる。

香港では2025年8月にステーブルコイン規制条例が施行され、発行体にはHKMAのライセンス取得が義務付けられた。香港政府の陳茂波(ポール・チャン)財政司長も1月21日、2026年第1四半期(1〜3月)中のライセンス付与の見通しを示していた。暗号資産(仮想通貨)に対し「同一の活動、同一のリスク、同一の規制」という原則を適用し、制度整備を急いでいる。

HKMAには第1回の受付で36の機関が申請した。申請企業には、英スタンダードチャータード銀行と香港のアニモカブランズによる合弁会社のほか、英HSBCや中国工商銀行(ICBC)などの大手金融機関も含まれるとみられる。ユエ総裁はこれまで、申請者の中には運営体制の準備不足や技術的専門性の欠如がみられるケースもあると指摘しており、厳格な審査を経て選別する方針だ。

HKMAは2025年7月に公認発行体の登録簿を公開したが、現時点で登録企業はない。3月の承認により、香港におけるデジタル資産の決済インフラ整備が本格化する見通しだ。当局は、初期のライセンス付与が特定のビジネスモデルを推奨するものではないとして、投資家に注意も促している。

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