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ビットコイン、一時7万4000ドル台に下落 薄い流動性で乱高下

ビットコイン、一時7万4000ドル台に下落 薄い流動性で乱高下

暗号資産(仮想通貨)のビットコイン価格は直近、一時1BTC=7万4000ドル(約1160万円)近辺まで急落した。その後は7万6000ドル台まで値を戻している。市場の流動性が低下するなか、レバレッジ取引の強制清算が相場の振幅を広げた。

データサイトの集計によると、過去12時間で約5億1000万ドルのレバレッジポジションが強制清算された。このうち買い持ち(ロング)ポジションが約3億9160万ドルと大半を占め、強気姿勢に傾いていた投資家の投げ売りが価格を押し下げた。一方、売り持ち(ショート)の清算は約1億1860万ドルだった。

他の主要な暗号資産も軒並み下落した。イーサリアムは24時間で8%超下落し、ソラナやXRP、BNBなども4〜6%安となった。リスク回避の動きが時価総額の大きいアルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)全体に波及している。

相場の急変を招いた背景には、市場の「厚み(板の深さ)」の欠如がある。週末は伝統的な金融市場が休場で機関投資家の活動が鈍るため、注文が薄くなりやすい。比較的少額の売り注文でも節目となる7万5000ドルの支持線を割り込み、連鎖的な清算を誘発した。一方で、売りが一巡した後は買い戻しも入りやすく、V字型の回復を見せた。

外部環境では、中国の1月の製造業景況感指数(PMI)が強弱入り混じる結果となった。民間統計は小幅な改善を示した一方、政府統計は景況感の節目となる50を割り込んだ。中国経済の先行き不透明感は、暗号資産市場にとって決定的な買い材料にはならず、下値を支える程度の要因に留まっている。

市場関係者の間では、今回の下落は構造的な価格修正ではなく、過剰なレバレッジの解消(リセット)との見方が強い。当面はドル高や実質金利の動向といったマクロ経済要因よりも、需給バランスやポジションの偏りに左右される不安定な展開が続きそうだ。

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