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ビットコイン、20年後に650万ドルへ 米ビットワイズCIO予測

ビットコイン、20年後に650万ドルへ 米ビットワイズCIO予測

米暗号資産(仮想通貨)運用大手ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者(CIO)は31日、ビットコイン(BTC)価格が今後20年で1枚あたり650万ドル(約10億円)に達する可能性があるとの見通しを示した。世界的な債務膨張と法定通貨の価値低下が長期的な上昇圧力になると分析。短期的には横ばいの展開を予想するものの、機関投資家の関心や中央銀行による採用の可能性が将来の相場を支えるとした。

ホーガン氏は米メディアCoindeskの番組に出演し、市場環境について言及した。2025年は多くのアルトコインが60%超下落するなど「痛手を受けた年」だったと総括。一方、ビットコインは企業や上場投資信託(ETF)による継続的な買い支えにより、下落幅が限定的だったと指摘した。現在は底練りの最終段階にあり、次の上昇サイクルに向けた準備期間にあるとの認識を示した。

当面の価格推移については、今年前半は7万5000ドルから10万ドルのレンジ(範囲)で推移するとの見方を示した。オプション市場の動向から、10万ドル近辺には依然として強い売り圧力が存在すると分析。規制環境の明確化やマクロ経済のリスク要因が消化される年後半までは、本格的な上昇は難しいとみている。

長期的な強気シナリオの根拠として、同氏は「金(ゴールド)」の価格上昇を挙げた。金相場の高騰は法定通貨への不信と資産没収リスクへの懸念を反映しており、ビットコインも同様の資産クラスとして資金が流入すると予測する。すでに複数の中央銀行と協議を行っていることを明らかにし、各行がビットコインの安全性やリスクについて基礎的な調査を始めているという。中央銀行による本格的な保有は「10~20年後」と見込むが、金を超える準備資産になる可能性も示唆した。

650万ドルという目標価格については、暗号資産の普及加速ではなく、既存の金融システムの構造的な問題に基づくと説明した。「世界的な債務の増加と通貨の減価が続く限り、時間の問題だ」と強調。また、機関投資家の参入障壁となっていた価格変動率(ボラティリティ)が低下傾向にあり、米半導体大手エヌビディア株よりも安定していると投資家に説明しているという。

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